[保存版]新米カメラマン必見!ベテランが教える見積・請求のコツ16項目
カメラマン(フォトグラファー)の見積・請求についてベテランカメラマンのアドバイスを聞いてきました。見積や請求で「あーしまった!」ということが無いように仕事の前後に是非確認してみてください。
仕事前に聞いておきたいこと
税込み・税別どちらなのか
雑誌や商品の撮影などは依頼者から言い値の仕事も多いと思いますが、消費税は別なのかどうかは後から確認するのも大変ですので事前に確認しておきましょう。
なかには「個人事業主だから」「売上が少ないから」という理由で消費税を請求しない人もいるようですが現在課税事業者でなくても売り上げ次第で変わるものですので常に請求しておくのが普通です。
源泉徴収税は引いて請求するかどうか
これは取引先の決まりによりますので、事前に確認しておきましょう。
(Misocaで請求書や見積書を作れば自動で源泉徴収税は計算されます)
請求日・入金日はいつになるのか
仕事が終わった後にいつ請求(請求書を出す日)で、請求日(請求書上に記載する日付)はいつで、入金(振り込まれる日)がいつになるのか確認しておきましょう。
取材や出張の場合は場所はどこなのか
自分一人で写真を取りに行く場合はお店等の名前や住所、担当者をきちんと確認しておきましょう。
アシスタントやモデル、ヘアメイクは必要か
アシスタントやヘアメイクといったサポートスタッフが必要になるかどうかを確認します。またそれらの手配は誰が担当するのかも確認しましょう。
どんなカットが必要になるか
商品についての撮影の場合は
・バリエーション
・カット数
を確認しておくといいでしょう。
時間で決まる場合は拘束時間を確認しましょう。また、拘束時間には準備の時間なども含まれることを確認しておきましょう。
実費・経費で確認したい項目
ロケハンの費用
事前にロケハン(場所の下見)などが必要な場合はその拘束時間や交通費の見積が必要になります。
前泊・後泊料金
撮影場所によっては前日入りしたりする必要があると思います。その場合宿泊費用などが必要になります。
機材の郵送代・宅配先
機材が多い場合は郵便や宅配便で送ることになります。送り先と送料を確認します。
消耗品はなにが必要で、どちらの負担になるのか
背景紙(バックペーパー)などはよく使う消耗品の一つです。その他にも何が必要で請求していいものなのかどうか確認しましょう。
交通費・駐車場は別なのかどうか
車や電車での交通費、現地での駐車場代です。
仕事後に必要になる項目
納品日はいつになるのか
撮影後納品日がいつになるのか確認します。あまりに時間がない場合は特急料金を相談してもいいでしょう。
納品方法はなにになるのか
DVDがいいのか、SDカードでいいのか、メールでいいのか確認します。また全部のカットなのかどうかも確認しておきましょう。
納品物も紙での出力や、インデックスプリントなどが必要な場合で手間や費用がかかる場合は別途費用を請求してもいいでしょう
画像の加工・オペレーション費用
写真の加工・調整が必要な場合はオペレーション費用を請求する場合があります。
その他
スタジオ・モデルやヘアメイクの日程調整
スタジオはもちろん、モデルやヘアメイクの日程調整は事前にするようにしましょう。調整さんやCu-HackerといったWebサービスが便利です。
モデルやヘアメイクさんに入金日を伝える
依頼主から入金があってからモデルやヘアメイクに報酬を払う場合は事前に入金日を相談しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。こういったリストを保存しておいて見積もりの際にチェックすることでスムーズに仕事が進むようになるといいですね。