経理書類は何のためにあるの?

これまで、「請求書の整理・保管のポイント」と「請求書の控えの整理術」と2回にわたって、請求書の保管についての記事をご紹介してきましたが、そもそもなぜ経理書類は必要なのでしょうか?

今回は経理書類の必要性について見ていきましょう。

経理書類の必要性は大きく分けて、「法律上の必要性」と「会社側の必要性」の2つがあります。

法律上の必要性

営利活動を営む以上、法人税や所得税、消費税とは切っても切れない関係にあります。法人税とは法人の所得(儲け)に対してかかる税金所得税とは個人(事業主)の所得に対してかかる税金になります。そして消費税(会社が納税すべき消費税)とはお客様から預かった消費税と支払った消費税の差額になります。
(厳密には少し異なる部分がありますが、簡単に説明すると上記のようなイメージです。)

それらの税金は「国家を維持、発展させていくため」に使われることが義務として決められています。そのため法人や個人の営利活動の収支をきちんと把握することが、営利活動を営む上で必要になります。
そしてその営利活動の状況の判断材料となるのが「経理書類」となります。

会社側の必要性

法律面だけでなく会社側の視点からでも経理書類は必要です。もし、経理書類がなかったとしたらどうでしょうか?なにがどこまで進み、どういう状態なのかが全くわからなくなります。いつ振込があり、いくら振込まれるのかがわからないと、黒字倒産ということにもなりかねません。

そのために、「いつ」「なにが」「いくらで」の項目が明記された経理書類は必要になります。また、それらの項目の明記によって不正も防ぐことにもつながります。

以上から経理書類は、国民への還元のため、そして会社(個人)を守り、発展させるために必要になります。経理作業を面倒と思わず、世のため、自分のためと思い、経理書類をきちんと作成・管理するようにしましょう。

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